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究極の選択(別名:あなたならどうする)

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ねらい
1) 野生生物とその他の環境の要素に関する価値観と信念を調べる。
2) 異なった価値や信念を持つ人たちの意見を聞いて権利を尊重する。
3) 野生生物や環境に対して影響を与えうる行動を評価する。

 

方法
野生生物あるいは天然の資源に関する仮説のジレンマについて読み、話し合い、判断を下し、書く。

 

背景
このアクティビティーは子供に、野生生物と他の環境の要素に関する、彼ら自身の価値観と信念について考える機会を与えるよう意図されている。子供たちが、「正しい」とか「間違った」という答えを定めることは、このアクティビティーの意図ではない。ただし、法的判断を要するような場面はここでは扱わない。
野生生物と環境に関する法律は州ごとに異なる。それぞれの州は州の中に、野生生物を保護する公的な機関を持っている。野生生物に関する法律についての一般的な情報を手に入れるためにこの機関に連絡を取ることができる。例えば、すべての州では、ある種の動物を合法的に狩ったり、釣ったりできる。しかし、動物とその状態は、州野生生物機関の法律と規則によって指定されている。同じように野生生物に関する連邦法がある。このような法律についての情報を得るために合衆国魚類及び野生生物局に連絡を取ることができる。例えば、連邦法はすべての猛禽類(ワシ、タカ、フクロウ等)を射撃あるいはあらゆる意図的な死因、損傷、いやがらせから保護している。絶滅の危険がある生物や絶滅寸前の生物はすべて法律によって守られている。例えば鳴禽類(Songbirds)は法律によって守られている;すなわち、意図的に鳴禽類に害を与えることは法律に反している。鳥の巣、卵、羽毛、などを所有することは、地上に落ちているものでさえ、一般的に非合法である。高速道路あるいは道路で車が殺された動物の死体を拾い上げることも一般的に法律に反している。その代わりに、地元の野生生物局に通報するべきである。多くの場合、けがをした野生生物を家につれてかえって世話をすることも、法律に反している。
例えば、一般市民は許可を得なければ猛禽類の世話をすることはできない。多くの法律

 

 

 

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